冬の旅 ヴィルヘルム・ミュラー 訳詩:神崎昭伍 ※テキストデータのためウムラウトなどは省略しています。
霜が私の髪の毛に 白い輝やきをちりばめた, 私は自分がもう老人なのだと思いこみ, たいへん嬉しかった. だがまもなくとけてしたたり, ふたたび黒髪がもどった. 私はおのれの若さにおびえ,おののく, 柩にまではどんなに遠い道のりか!
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